めぐるぐる日々。

わたしの日常をつらつらと。

日々の、なんでもないこと。でも、なんでもあること。 かきかきしたいと思っちゃったのさ。

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バンフにきてから4ヶ月、カナダにきて7ヶ月がたちました。

先月のvacationを終えて、バンフにもどってきました、ひらしまです。
ここのところバンフは、爽やかな晴天のまいにち。木々はあおあおと茂って、すうーっと湿気のない風はとても気持ちよく体を通り過ぎていく。空は真っ青でその空に届きそうな、でっかい山。湖や川も凍って真っ白だったのが、だんだん溶けてきて透明のエメラルドグリーンに。

夜の9時を過ぎても明るいので、仕事がおわったあとでものんびり散歩にでかけたり、外の公園で読書が気持ちよくできる。日本の公園のベンチでひとり、本とか読んでたら「なんだろう、あのひと」ってなるかもしれないけれど、バンフだとそれが日常のようで。どうやってそんなところにこれたの、っていうくらい急な斜面のところに腰かけてお酒のんでるひと、友達とおしゃべりしているひとがちらほらいる。
外国にきたなあ、自由だなあ、って深呼吸ができる。そんな5月のはじまり。
ジーパンにビーサンはいて、ぺたぺたあるく。

そろそろこんなにあったかくなってきたし、ってことで冬物のセーターたちを洗いまくった。7月に家族がきた時に持って帰ってもらおう、っていそいそとパッキング。必要なものはしっかり圧縮袋にいれて、カナダでさよならする服たちはとりあえず保留ということでタンスにしまう。
これで夏だー!!半袖だー!!
って思ってたら、お山に再び雪が。ある朝、お山のてっぺんにほとんどなくなってた白い部分が復活していたのだ。さすがバンフ。さすが雪国。長野かここは、まじで。
GW過ぎたからって油断しちゃだめなんですね。

さてさて。
先月から働くってなんやろか、ってことを考えていたんだけれどもね。
同じホテルに働く外国人たちって、やっぱ働くの嫌がるのね。日本人たちは労働時間が長くなっても、わりと同じスピードで働けるし、弱音もはかないし、すいすいやる。けど外国人たちは、ゆーっくり時間かけるわりには部屋をきれいにできないし、わりと適当。そしてはやく帰りたがる。君たち、お金稼がなくていいの?って思うし、うちら日本人よりはるかに外に遊びに出かけている(パーティやパブ、クラブなど)のに、仕事はやく終わりたいってどういうことやねん、と。
で、あるとき、スペイン人の男の子に聞いてみた。
「セカンドジョブしないの〜?」って。軽い気持ちで。
だって、日本人たちのなかでは、主にしている仕事の他に、第二の仕事としてセカンドジョブをすることがけっこう当たり前になっているから。

それで返ってきた答えが。

「何言ってんの、ゆうか。俺ら毎日フルタイムで働いてんじゃん!なのに、なんで他に仕事しなきゃいけないの!」

お、おう。せやな。って答えるのが精一杯。

うちらの仕事は、朝の9時から始まって、休憩をいれて、だいたい16時〜17時くらいまで。遅い時で18時まで。計算すると、まあだいたいフルタイム?くらいの時間働いている。これでセカンドジョブを加えると、18時〜22時くらいまで働くことになるわけだけど。このスペイン人くんからすれば、なんで1日の半分以上働かなきゃいけないんだ!っと怒っていたわけである。で、結局その子はこの仕事を辞めていったわけだけれど(理由は、もっと太陽の光と休みを求めて)。

なにもこの発想は、スペイン人くん独自の発想というわけではなく、主に北米、ヨーロッパあたりの出身者はだいたいこのような考えが基本的にあるような気がする。仕事であっても、「Have fun!」がだいじ。休憩時間はおもいっきり休憩する。仕事がはじまっても、休憩。がんばる、とか、身を削る、なんてことはしない。(いや、彼らなりにしているのかもしれないが。)
日本で不真面目っていわれているあなたや、頼りにならないって思われているあなたも、こっちにきて仕事したら嫌でも自分の真面目さに気づくことになるでしょう。日本人は、自分たちがおもっている以上に、真面目です。
だからね、仕事っていう名詞のかちかちした文字がね、こっちにきてなんだかゆるっとしたというか。もうすこし、楽しいものに考えてもいいのかなとおもった(日本に帰ったらそんなこといってられないのかもしれないけれど)。


こちらにきて、8ヶ月目を過ごしている自分に驚きつつ、帰国の文字がそろそろはっきりしてきたので焦りも感じつつ。
帰国してからの自分の進路もなんとなく見えてきたような、見えてないような。
ただ、自分が持っているキーワードみたいなものは、はっきりしてきている気がする。
だからそのキーワードをうまく使いながら模索していければいいなあ。

あ、そうそう。帰国の航空券を買いました。9月末ころに帰国いたします。
モロッコから帰ってきます。そこから、東京、長野、大阪へ移動してゆきます。
モロッコ、やっと行けるっ!砂漠でラクダに乗って、星空キャンプができるっ!
カナダ留学の集大成として、モロッコ旅してきます。
それまで、この国をたんと堪能して、勉強して、帰ってきます。

世界ってひろい。
どこまでいっても、勉強。


るんたった るんたった。