めぐるぐる日々。

わたしの日常をつらつらと。

日々の、なんでもないこと。でも、なんでもあること。 かきかきしたいと思っちゃったのさ。

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バンクーバーから、バンフに引っ越してきました。
語学学校を卒業して、これから本格的にワーキングホリデーのはじまりはじまり。

たくさんの出会いにお別れをして、わたしはこれから何回 大切なひととお別れしなきゃいけないんだろうとか思いながら、飛行機にのりました。あの別れる瞬間の、むだに明るい、はしゃいだかんじの、でも心にあるちょっとした寂しいかんじをなるべく出さないように、でもどうしても出してしまうあのかんじ。どんな言葉も、なんかしっくりこなくて、相手を安心させることも落ち着かせることもできない。「また会おうね!」が精一杯。「また会えるよね!」って自分にも相手にも言い聞かせるかんじ。


ご存知のとおり、おっちょこちょいのわたしなので、バンクーバー最後の数日は忘れ物するわ、コンパスカードなくすわ(2度目)、鍵は置いてくるわ、荷物の重量オーバーはするわで、なんていうか、わたしって生きてていいんだろうかって思うくらいの(それくらい失敗が立て続けにおきた)日々だった。だけどその節々で助けてくれる方がいて、ほんとにわたしは幸せもの。「死ぬほどのことじゃないよ」っていってくれるみんながいたから、今生きてる。いや、ほんと。

カルガリーについてからも、小さいころ英語を教えてくれていた先生の家にお邪魔して、暖炉のまえでクリスマスディナーを食べて、ボードゲームをし、お酒をのみ、ソファで映画を観るっていうなんとも素敵なクリスマスを過ごしましたとさ。そしてなんと、仕事先であるバンフまで車で送ってもらうっていう…わたし、ほんとうに感激。ありがとう。わたし、どうしようもない計画性もないおばかさんだけど、みんながいいひとだから生きていける…おおげさじゃなく、ほんとに。


今日、働き先であるホテルのボスにあってこんなホテルだよ〜って説明きいたけど、正直ここで働いて、暮らしていくのかって全然実感わかない。もう山の上に住んでるのは無視できないくらい山は四方八方を塞いでくるし、見渡すかぎり、雪、雪、雪。
ほんとにこんなとこにすむんだろうか…生きれるのか。いや、まず働けるのか、わたし。方向音痴だぞ、わたし。寒さに弱いぞ、わたし。引きこもり体質だぞ、わたし。英語はなせるようになるためには、そら人と付き合わないといけないのわかってるけど、どっちかっていうとそういうの苦手だぞ、わたし。って、バンクーバー来たてのころに思ってた同じことをぐるぐる考えておる。
こういうことって、いろんな場所に住みつくたびに感じることなんだろうな。この街に自分を馴染ませるには、街をぐるぐる歩きまわること、どこに何があるのか把握すること(まあこれ、大の苦手なんだけど)、お気に入りのスーパーやカフェをみつけること、その他もろもろのことが必要。
これってすぐにはできなくて、わたしの場合、人より時間がかかる。もともと出不精なうえ、寒いの嫌いっていう性質を持っているので、(それなのに、こんなとこ来ちゃうもんだから、わたしって天然の逆境好きなんじゃないかっておもう)余計、慣れるのが大変なんだよなあ〜

ここが最後の砦、といいますか。今のところ予定している最後の移動なので、ここに夏まで住もうかと思っています。ここで落ち着くことができれば、かなり楽しいのではないかと。バンクーバーは3ヶ月で、だたっと過ぎてしまったわけだけど、バンクーバーの3倍の長さをここで過ごすことができるわけで。バンクーバーに比べたら、なんもないし自然ばっかなので、理由もなくうっきうきなんですが。たぶんすぐに飽きる性格ではないので、とりあえずのんびりここで過ごしていくんじゃないかと思います。ずーとハウスキーパーばかりするかどうかはわかんないけど、余裕が出てきたら日本人学校のボランティアでもしてみようかと思ったり思わなかったり。選択肢は狭いようで広い。広いようで狭い。神経質なのと無神経のあいだ。計画と無計画のあいだ。そのなかで生きていきたいな〜。

まずは仕事に慣れること。
そして環境やひとや、地理に慣れること。

気温や気候もバンクーバーと全く違うので、風邪ひかないようにしないとなあ〜
−15°を初めて体験したけど、息しにくいんだね、こうなると。肺が拒否します。
鼻もすっごく冷たくなるし。大判のマフラーがないと死んでしまいます。新しく帽子買って正解でした。もちろん鼻からの息も口からのも真っ白。さすがにバナナで釘は打てませんが。そんな日もいつか来るのかもしれません。

 

とにかく、バンフで新しい生活がスタートします。

うきうきだろうか。わくわくだろうか。

いまはちょっぴり不安。

 

 

るんたった るんたった。